これまで市販の睡眠改善薬というと、主に ”ジフェンヒドラミン” などの ”第一世代抗ヒスタミン薬” が中心でした。
これは「眠気が出る作用」を利用した薬で、眠りを助ける一方、
口の渇きや尿が出にくい、翌日に眠気が残ることなどに注意が必要でした。
今回、医療用医薬品として使われてきた “ラメルテオン” を成分とする「ロゼレムS」が、スイッチOTCとして承認されました。
発売は2026年7月下旬予定とされています。
”ラメルテオン” は、脳を強く鎮静させる薬というより、体内時計や睡眠リズムに関わる ”メラトニン受容体” に働きかける薬です。
そのため、対象は「一時的な不眠による寝つきの悪さ」に限られています。
背景には、
軽い不眠をセルフケアで改善したい方がいる一方で、
長引く不眠や不安・うつ症状が隠れている場合に、適切に医療につなげる必要があるという考え方があるのかなと思います。
市販薬として選択肢が増えることは良いことですが、「買える薬」=「自分に合う薬」とは限りません。
睡眠の悩みがある方は、自己判断で長期間使用せず、薬局でもお気軽にご相談ください。


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